175.映画でいうと今は、わずか冒頭の15分
最近、どういう写真が、自分にとっていいものなのかちょっと分かってきた。
分かってきた、というか、うまい具合の言葉が見つかった、といったほうがいい。
それはぱっと見で「今から何か起こりそうな予感がする」風景、
「そこからひとつの話が始まる予感をさせる」風景、
「ただあるだけじゃなくて、なんらかの必然をまとっている」風景。
それは小説の最初の数ページに近く、
映画の冒頭15分みたいで、
ロックバンドの曲のイントロのようだ。
僕が好きなのはそういうものなんだろう。
ロックバンドのイントロだって最高に大事だしね。
ちょっとだけだけど、わかってきたよ。