最後のフィルム世代より

終わりが来る前に、まだ出来る事がある。

027.ところで君は知っているかい?



もうすぐ10月も終わる。


だのに僕は、相変わらずの薄着である。
ひどい時はTシャツの上に半袖一枚でフラフラしている。
ジャケットを着ようものなら二時間で汗が吹き出す。

思うに僕は、汗っかきなのだ。
一日の間で汗をかかない瞬間なんてない。
それは代謝が良いからなのだろうか。

健康的な生活か、と云われたらそんな事はない気がする。
ただ歩き回る事が好きだから、それで汗をかいてしまう。
会社の休み時間でも、往復30分掛けて代官山まで行ってしまう。
それは単に、文具を観に行くだけではない。

歩いている時に僕は、可能性を感じている。
今この道をこっちに曲がったら、何か面白い事が起きるかもしれない。
もしかしたらとてもリーズナブルかつうまい店があるとか、
友達とすれ違うとか、変な猫のキーホルダーがあるとか。
予測不可能は日常に溢れている。それを僕は汲み取っていく。

だから、僕と会う人は『こいつ暑苦しいな』と思わないで頂きたい。
それは僕が日々を面白くしようとしている故なのだ。


ちなみにこれが変な猫のキーホルダー。哀愁が漂う。もう一ヶ月くらいあるのだろうか。
持って帰ろうかとも思うけど、なかなか手を出さないでいる。