094.いつもの世界から色を抜いて
元々レンジファインダーカメラが作られた時代は、カラーフィルムなんてなかった。
所謂モノクロフィルムが主流の時代で、レンズ達もそれに合わせて作られていた。
だからといってカラーで使えない訳もないんだけども、
要するにレンジファインダーの性能を100%出すのは、モノクロなんじゃないかと。
そういう訳で、先日手に入れたカメラにモノクロフィルムを込めてきた。
この方の写真作例のひとつに心を奪われ、同じフィルムを求めた。
富士フィルムのAcros 100。幸いバリバリ現役のフィルムだった。
FUJIFILM 黒白ネガフイルム ネオパン 100 ACROS 35mm 36枚 3本 135 ACROS100 NP 36EX 3SB
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
- 発売日: 2013/04/01
- メディア: Camera
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カラーフィルムは欲しいなと思ったヤツが軒並み生産終了だったので、
本当に嬉しかった。しかも安い。でも現像はカラーより高かったぞ。
タイミングよく、大学の友達と写真散策に出掛ける予定があったので浅草へ。
豆かんてんで有名な梅むらさん。前には行列が出来ていた。
やはり暗所だと被写界深度を浅くするしかない。でもこれは店内が目立っていいかも。
お客さんは半分くらいが地元の人で、一様にあんみつを頼んでいた。
見てみたらたっぷりの餡子が乗っかっていて。そっちのほうがよかったな。
ちなみに肝心の豆かんてんの写真はない。最短1mじゃ撮れねえよ!
なんとも不思議な組み合わせ。20代後半の女性の周りに少年達。
でも親子とかじゃないし、ご近所さん同士なのだろう。
浅草は表は観光客ばかりだけど、裏側はバリバリの下町だ。
よく撮る地元の駅の一枚。駅の構造もあって絵になりやすい。
自分で撮っておいてなんだけど、すごく良い写真になったと思う。
フィルムでも子供の頃に触れていたのはずっとカラーだったから、
思えば人生初のモノクロフィルム撮影だった。面白いじゃん、モノクロフィルム。
しばらくはフィルムはモノクロで、カラーはミラーレスに任せる事にしよう。