最後のフィルム世代より

終わりが来る前に、まだ出来る事がある。

103.麦の美味い夏

Untitled

 

ここ数年、僕は夏になると関西に行っている。

目的には主に二つあって、ひとつは大学時代のサークルの友人に会いに行く事だ。

彼は去年までは京都に住んでいたけど、つい数ヶ月前に滋賀県に移り住んだ。

 

Untitled

 

滋賀県といえば琵琶湖。米原から長浜まで、レンタルサイクルで走る。

京都盆地の猛烈な暑さを思うと、滋賀の過ごし易さといったらない。

往復約20km。20後半の4人組は、テンプレートのような夏の中を過ごした。

 

Untitled

 

その後、場所を変えてバーベキュー。ちょっと奮発して、近江牛をお願いしていた。

(すごく簡単だったけど)自分達で起こした火で焼いた脂の乗った近江牛に、

キリッと冷えたスーパードライの組み合わせが間違っている訳がない。

色々言う人もいるけど、僕はスーパードライは結構好きなビールなんだ。

夏みたいに汗をかく時は、ともかく冷たくてスッキリした飲み物が正義になる。

スーパードライのような味が薄くてゴクゴクと飲めるビールがありがたい。

3、4時間、学生の時のような気分で僕達は大量の肉と野菜と焼きそばを腹に収め、

タクシーと徒歩を駆使し、汗だくで友人の家へと転がり込んだのだった。 

 

 

 

そして、もうひとつの夏の目的は、大阪に住む友人に会いに行く事。

こちらの友人は大学時代の友人ではない。Twitterで知り合った黒猫陛下(id:ochsk)。

共通の知人づてに初めてリプライを飛ばしたのはもう2年半くらい前になるだろうか?

以来関西に行く時には必ず声を掛け、共通の友人と三人で飲みに連れて行ってもらっている。

 

Untitled

 

そしてコレが今回飲んだビール。なんと1杯約1リットル! いやぁクズい(褒め言葉

銘柄はサッポロ黒ラベルで、陛下ともう一人の友人はここにあしげく通っている。

ここのビールは時と場合によって味が違うらしく、当たった時はそれは素晴らしいそうだ。

今回も見た目は同じだったけれど、陛下のビールは苦みが少なく味が濃かった。

それでも僕達が飲んだビールも捨てたもんじゃなかった。

昼間に飲むビールは(背徳感もあって)どうやったって美味いのだ。

 

Untitled

 

陛下ともう一人の友人と、こうして飲んで歩いて話すのは多分三回目。

そして今回は今までの中で一番長く行動を共にしていたと思う。

最後のほうで、みんな昼ご飯と間食のせいでお腹がいっぱいになっていて、

夜の酒を飲めなかったがただ悔やまれる。赤とんぼ、行きたかったなぁ。

 

そして旅館の朝、携帯を見て来ていた通知にビクっとなった。

僕の知る中で、抜群に良いものを選んで使い愉しむのが上手い彼から

『道具を愉しむ人』という素敵な言葉を貰えたのはとても嬉しい。

次会う時、使い込まれたマッチケースと色の濃くなったHERZのパイロットケースを見ること、

そして近日中にNAOTのサンダル(サボ)を手に入れるのを楽しみにしています。

(※僕のNAOTのサボは今修理に出してるので、戻って来次第記事を書いてみよう。)

 

ochanoshizuku.hatenablog.com

 

夏休み前半は、こうしてとても楽しんで終わった。そして社会復帰。

前半があるっていう事は、もちろん後半もあります。

それはまた一ヶ月半後にでも。さて、明日も頑張ろうじゃないか。

 

 

使用機材

iPhone6 white

Fujifilm X20 Black