最後のフィルム世代より

終わりが来る前に、まだ出来る事がある。

121.遅い空を撮る

先日、前の職場の有休消化を活用して大阪に旅してきた。

0泊2日。深夜バスで行ってその日に帰りの深夜バスに飛び乗った。

今考えると本当元気だったと思う。そして体調をばっちり崩して風邪を引いた。

もう若くないのだなー、と、頭痛に悩まされながらしみじみ感じた。

でも行って帰ってこれただけでもまだ若いかな。お陰で旅費は安く済んだし。

 

旅行に持って行ったカメラは、バルナックライカとエルマー。

修理が終わって戻って来たばかりだったし、使いたくて仕方なかったんだ。

結果としていい写真も撮れたし、いい思い出も出来た。素敵な旅だったよ。

だけれどその思い出のある写真は肖像権とかの問題で見せることはできない。

残念だ。でもそれは僕とその人達の間で残っていけばいいことだろう。

 

その中で見せれる写真で面白いものといえば、大阪の遅い時間の空だろうか。

実はフィルムカメラで夕方〜夜の写真ってほとんど撮っていなかった。

というのはだいたい友達とかと飲んだりしてることが多いから、カメラは鞄の中だ。

入っているフィルムもISO100だったりして、そうなるともうどうしようもない。

使ったフィルムはフジの業務用ISO400。昼も夜も使えるのはこれくらいだろう。

タイミングがあれば、お酒を飲む友達を撮ろうと思って込めたフィルムだった。

以下の4枚は、友達を待つ間にものは試しにと撮ってみたものだ。

 

FH010020

 

FH000003

 

FH000009

 

FH000010

 

 

最後の一枚とか、結構気に入っている。1/15とかだったのに結構撮れるもんだ!

フィルムで夜景を撮って納得行くのが撮れたのは、今回が初めてかもしれない。

 

ただ全体的にやや露出オーバーな気がする。最初の二枚なんて特に。

最近はセコニックの露出計を使ってるんだけど、夜はオーバー気味になるのかも?

遅い時間の撮影も、もっと数を撮っていかないとね。