最後のフィルム世代より

終わりが来る前に、まだ出来る事がある。

126.CONTAX T2に委ねてみた

 

前回で最短撮影距離について触れた際、最後のほうで

最短撮影距離70cmの良いカメラがある」というフリをしていたと思う。

それが、フィルムカメラをやる人なら一度は聴いたことがあるであろう名機、

CONTAX T2」だ。

 

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このカメラはLC-A+の時などにも紹介している、

敬愛するフォトグラファーであるケヴィン・メレディス氏、

そして国内フォトグラファーのryutaro inami氏も愛用している。

 

ravers leggings and trainers

※ケヴィン・メレディスのFlickrより

 

reco-photo.com

 

また、これは余談なのだけれど、T2のことをいろいろ調べていた矢先、

ほぼ同時期にT2を購入し、生まれた年度も同じで職業も同じという人を見つけた。

blog.tako3.xyz

見つけた瞬間えらいびっくりしてしまった。こういうこともあるものだ。

さらに言えば、新しく入った会社でフィルム写真をされている先輩も、

CONTAX T2を持ってらっしゃったのだ。どんだけ人気あんのさ、このカメラ。

 事実T2の人気はすさまじく、海外からわざわざ探しにきている人もいる。

新宿の中古カメラ屋のジャンク箱をあさっている外国人がいて、

店員さんに「CONTAXのT2はないか?」と聞いていた。その中にはまずないよ。

僕が買ったのはデータパック付きで、普通の裏蓋じゃないから残っていたそうだ。

 

僕がこのカメラを買った理由は、「AFフィルムカメラが欲しい」からだった。

T2はバルナックと異なる焦点距離、最短撮影距離でAFを搭載している。

それなら最近まで売っていたNATURA ClassicaとかKLASSEも候補だったのだが、

今あの二台はバカみたいに高くなっているので諦めた。見た目も好きじゃないし。

それにT2は僕と同じ1990年の12月1日に発売されていた。つまり同い年なのだ。

そんなわけで気楽に使えるカメラとしてCONTAX T2を手に入れたわけである。

 

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使ったのはいずれも富士フイルム、最初の一枚がSUPERIA PREMIUM 400、

他がNATURA 1600を2段階下げて使ったもの。

土日で箱根旅行に行ったのでそこで活躍してもらったのだが、よく写っている。

まぁこれがカールツァイスの実力だ! とはとてもじゃないがいえないけれど、

気楽に使えるフィルムカメラとしてはとてもいいものだと思う。

当面はカラーはT2、モノクロはバルナックという布陣になりそうだ。

 

 

一点、NATURA 1600は36枚撮フィルムなのだけれど、

2本使って両方とも30枚の時点でフィルムが巻き取られてしまった。

仕様なのか、はたまた本体の異常なのかちょっとわからないので、

明日にでも購入店に電話して聞いてみようと思う。

36枚撮りなら、6〜8枚くらいまだ撮れるはずなのだけれどなぁ…