最後のフィルム世代より

終わりが来る前に、まだ出来る事がある。

169.NATURA 1600をISO400で使うススメ

 

 

いろいろなフィルムを使ってきているけれど、

中でもカラーネガでよく使うのはコダックのスーパーゴールド 400と、

この富士フイルムNATURA 1600。ISO1600の高感度フィルムだ。

 

でも僕はこのフィルムをISO1600で使うことはほとんどない。

じゃあどうやって使っているのか、というのは表題の通りだ。

僕はこのフィルムを使うとき、ISO400の設定で露出を測っている。

NATURA 1600は光を感知できる幅が広く、ISO400〜1600で撮影ができる。

同じNATURAの名前を持っているカメラ、NATURA CLASSICAも、

このISO感度で撮るためのNPモードだかがあったと思う。

でも別にそんなモードが無くたっていい。要はISO400で撮ればいいのだ。

 

普通のISO400のフィルムを使えばいいじゃない、という声もあるだろうけど、

たとえ暗い時間帯になっても撮影ができるという安心感があるし、

なにより、単純に、ISO400のときの発色が好きなんだ。

ISO1600で使うと目立ってしまう粒子感もすっかり影を潜めてしまい、

以来僕はこのフィルムはISO400で使う前提で買っている。

 

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もし「買ったはいいけどISO1600なんて使うシーンないよ」とか、

「粒子が荒くて使い物にならない」なんて思ってる人がいたら、

ぜひISO400の設定で露出を測って使ってみてほしい。

明るさが段階調節できるカメラなら+2の設定でいいはずだ。

 

ちなみに、NATURA 1600は昨年末に3本セットの販売が終了してしまった。

まだなくなったわけではないけど、この素敵なフィルムが消えるのは寂しいな…