155.Golden Tone's
久しぶりに新しいフィルムを買った。LomographyのX-pro Slide 200 。
Amazonにはブローニー用のしか売ってなかった。買ったのは35mmフィルムのほう。
会社近くのビックカメラで期限が近くで半額だったのだ。
このフィルムは多分、世界で唯一のクロスプロセス専用のフィルムだろう。
クロスプロセスは前回の記事を読んでもらえればいいと思うし、
他にも何度か記事にしているのでそれを見て欲しい。
さて、そんなクロスプロセス専用のフィルムだが、僕はこれを買うのを避けていた。
っていうのも作例があまり僕好みの色合いではなかったからだ。
今回買ったのも値段が3本で1000円という安さだったからに過ぎなかった。
しかしこれを買ったあとにふと思った。
「クロスプロセスができるなら、普通のリバーサルとしても使えるよな?」
クロスプロセスはリバーサルフィルムに対してC-41現像をした状態だ。
それができるなら、当たり前だがリバーサルの本来の現像である、
E-6現像を施すこともできるのではないだろうか?
ネットでさっと調べたところ、それは間違いなかった。
しかも「ゴールデントーン」なる言葉が描かれている。
実際に見ると、わざとらしくない、上品な黄色味が美しい作例だ。
もうこれは試してみるしかない。僕もそのゴールデントーンを味わいたい。
僕は意気揚々とX-proをカメラに込めた。使ったのはCONTAX T2。
どうだろう、この色合い。ちょっと黄色味が強いのは期限間近のせいだろうか。
それにしてもクロスプロセスのギトギトさはない。いやらしくない黄金色だ。
しいていうならT2で使うなら一段アンダーにしてもいいかもしれないかな。
ロモのフィルムはこれでISO100、400、800とこれで計4種類試したけど、
X-proは定価でまた買ってもいいなと思えるフィルムだった。
期限に余裕がある新品なら、また違った絵が撮れるかもしれないしね。
使い切ったら今度は新品を買ってみようと思う。楽しみだ。
もちろんこの写真たちは来月26日のデザインフェスタ vol.44にも出します。
ブース番号はA-150。お待ちしております。