最後のフィルム世代より

終わりが来る前に、まだ出来る事がある。

170.新しい白黒の景色

Japan Camera Hunterというメーカーがある。

ジャパン、という名前がついているが日本じゃなくベルギーのメーカーだ。

http://www.japancamerahunter.com/

 

で、そこが昨年新しいモノクロフィルムを出してくれた。

Street Pan 400。去年はシーガルといいモノクロフィルムがよく出た。

www.japancamerahunter.com

 

売り文句としては、強烈なコントラストとのこと。

コントラストといえば僕の中ではFOMA PAN 100が浮かぶけれども、

さてこれはどうなんだろう?

使ったカメラは相棒のバルナックライカⅢcとエルマー 5cm f3.5。

 

FH000005

 

今回露出をミスして半分くらい眠い絵になってしまったけれど、

これはうまくいった例だろう。確かにコントラストが強い!

ISO400だから昼間だと絞って高速シャッターで撮ることができるから、

被写界深度目盛を使えばピント合わせの必要もなくサクサク取れる。

 

FH000010

 

FH000013

 

使ってみるとISO400なのに粒子感がなく、黒が艶やかだ。

雲がうっすらと写ってるのを見るとダイナミックレンジも広いみたい。

富士フイルムのネオパン100だとこうは行かないと思う。

 

FH000016

 

FH000028

 

FH000036

 

対抗馬商品としてあげられているT-MAXを使ったことはないけど、

今まで使ったモノクロフィルムの中で粒子は確かに目立たないほうだったかも。

ローライRPX400は粒子感なかったけど、ちょっと緑がかっていたし。

これ、思ってたよりいいフィルムなんじゃない?(と書きながら思った)。

 

FH000029

 

ISO400で使いやすくて粒子感も少ない、コダックみたいに特殊な処理もいらない。

しばらくモノクロはこれ一本に絞ってもいいかもしれないな。

友達からもらったケントメア撮ったらまた買おう。