最後のフィルム世代より

終わりが来る前に、まだ出来る事がある。

213.僕とC Biogon 35mm / f2.8というレンズ

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最近レンズを買い替えて、 ようやく使い方に慣れてきたのでレビューをしてみる。

 

- これは何? -

carl zeiss C Biogon 35mm / f2.8。国内メーカーであるコシナがツァイス社と共同で

作ってるレンズで、設計はツァイス、製造は日本とかだったと思う。

M2購入と同時に買っていたカラースコパーはフォクトレンダー銘だけど、

あれも作ってるのはコシナなので、実際は同じメーカー内で買い替えた感じ。

 

フィルムカメラを始めて数年経ってわかってきたことだけど、

僕はツァイスのレンズがどうしたって好きだ、ということだ。特に広角35mm。

CONTAX T2のSonnar 38mm / f2.8に始まり、TAFのTessar 35mm / f3.5、

ついでにローライ35SのSonnar 40mm / f2.8も銘はローライだけどツァイス設計だし、

もっというとライカで愛用し続けてるElmar 50mm / f3.5だって、

元はといえばツァイスのTessarが元ネタになってるらしい。

つまり僕はどうあがいてもツァイスユーザーだったというわけだ。

 

- どんなレンズ? -

画角35mmの開放値f2.8。スペックだけみると、ものすごく普通なレンズ。

最短撮影距離は70cmだけど、まぁそれはM2を使う上ではむしろ好都合。

 

マウントはZMマウント、といってるけど要するにMマウント。

このZMマウントシリーズには同じBiogonの名前でもうちょっと明るい、

Biogon 35mm /f2がある。しかしあっちはちょっと胴鏡が長く、

ファインダーにかなりケラれてしまうのでこちらを選ぶことになった。

実はC Biogonもちょっとケラれてるけど、使ってる際にはあまり気にならない。

 

- 写りについて -

このレンズ、先に述べてる通り、ものすごく平凡なスペック、

かつ同じ画角には人気の高いVMマウントのレンズや本家Mマウントがあるので、

作例が極端に少ない。なので買う際は非常に悩んだ。

VMマウントのNokton 35mm / f1.4はその開放値とコンパクトさから人気が高く、

多くの人が使ってる間違いなく名レンズだろう。

反面こっちは使ってる人がロクにいない。フィルムカメラでとなると尚更。

しかし唯一、台湾のCheng Yu Tsaiさんが作例をFlickrにアップされていた

この写りを見て買うのを決意できた。ありがとうTsaiさん。

 

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僕が今まで使ってきたツァイスレンズと同様、差すような光を捉えるのが上手い。

また解像度に関してはカラースコパーとは比べものにならないくらい良い。

値段が値段なのでこれくらいの絵を出してくれないと困るけど、想像以上だった。 

 

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それと、暗所でも露出がきちんと図れればかなり頑張った絵を出してくれる。

アンダーに転ぶと青緑がかった色になるけど、それがまたローファイな雰囲気を作る。

コンバースのCT70のキナリのカラーと相まって"終わってる"感じがとても良い。

 

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それと、写真の写りを構成する要素が全て噛み合うとこんな絵を吐き出す。

これ、カラーネガなんだよね。確かウルトラマックス。最初見た時本当驚いた。

惜しむらくはこれが決まったのがこの写真だってこと。他の絵で出て欲しかった…

 

- 作例 -

 

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 - 総評:ツァイスとライカが好きな僕の上がりの組み合わせ -

先日ライカ仲間の友達といろいろ話していて(彼はライカのズマロン使い)、

「君はそれであがりかもしれないね」と言われた。もちろん僕もそう思ってる。

コンパクトさと写りの良さ。なによりツァイスのレンズをライカで使える喜び。

イカ信仰の強い人は「M型ボディにはMマウントレンズ! 他は論外!」なんて

いうだろう(というか現に言われた)。まぁ、気持ちはわからなくもない。

でもカメラを表現の道具として使うなら、コレクション性や希少価値は意味ないし、

自分がいいと思った道具で、良い作品を撮っていくべきだと思う。

T2のSonnar 35mm / f2.8と同じ構成のレンズが出たら手を出すとは思うけどね。

 

というわけで、来年の展示にはこいつと一緒に撮った作品をたくさん出します。

 

 

 

※お知らせ1:borollaro公式アカウント開設

主にデザインフェスタでの活動をベースにしていたフォトアクセサークル、

borollaroの活動用にTwitterアカウントを作りました。

twitter.com

こんな感じのアクセを彼女が作ってくれています。使われてる写真は僕が担当。

今後の活動や販売箇所のお知らせなどはこちらでも行っていきます。

 

※お知らせ2:ZINE「SEE YOU AGAIN IN THIS LIFE」について

11月中に増刷掛けますっていってたけど、まだできてません。申し訳ない。

加筆修正を入れる必要があるので、それが終わり次第印刷所に依頼を出します。

販売場所等決まりましたらまたこちらで告知します。