最後のフィルム世代より

終わりが来る前に、まだ出来る事がある。

222. この一年

2020年も残すところわずかとなった。

今年は本当に色々なことが変わっていった。
仕事はずっと家でやるようになり、都心部へ行く回数もずいぶん減った。
5月、6月あたりは何もできず、心が折れそうになったりもしたけれど、
そんな時、妻が外へ散歩に連れ出してくれたりして、よかったと思う。
おかげで今も、なんとか毎日を平穏に過ごしている。

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カメラとの関係も随分変わってしまい、フィルムカメラを持ち出す機会も減った。
代わりに僕のジャケットのポケットにはGRIIIが収まっている。
フィルムの値段もあがり続けているし、種類も減っていっている。
それなのに世間ではフィルムブームだという記事もまだ見かけたり。
結果として、散々探して手に入れたライカM2も手放してしまった。
それでもデスクの片隅には、もう5年くらいに付き合いになる、 バルナックライカIIIcが佇んでいる。君ばかりは、どうあっても手放せそうにない。
今はフルサイズのミラーレスをどうしようかと悩んでいる。 運良く写真の仕事に使ってもらえる時があり、 そう考えると仕事にも使えるカメラはやはり欲しい。
SIGMA fpが一番の候補。そのためにビオゴンは売らずに取ってある。

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もうひとつの趣味として続けている釣りは、完全に優先順位が逆転した。
専用のラックも自分で組んだりして、月一は海か川かに出かけられている。
海釣りも、少し離れた土地の小さな港で楽しんだりが増えた。
海釣り公園に安心していける日は果たしてくるんだろうか?

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次更新する時は、多分フルサイズのカメラについて書くだろう。
デジタルからフィルムに行って、一周回ってデジタルに戻りつつある。
友達とも話したけれど、僕たちは生まれた時からデジタルがあった。
だからこそフィルムに憧れや魅力を感じたし、それを経た上で、 デジタルに戻っていくっていうのはとても自然な流れだなと思う。

こうなると、ブログの名前変えなくちゃいけないかな。なんて。