209.ライカM2
この記事で紹介していたM2が修理から返ってきた。
本体の調子というより、巻き上げスプールの問題だったそうだ。
サードパーティー製で、フィルム挟む部分が妙に硬かった覚えがあるけど、
それも関係あるのかな。ともあれ戻ってきたライカにフィルムを通すと、
一発でパーフォレーションとギアが噛み合って巻き上げが完了した。
今日撮り下ろし。これからよろしく! pic.twitter.com/f29uWDUS2p
— サカイ オツヒト@デザフェス L243 (@otuhito_pics) 2018年10月8日
この時はちゃんと使えるまで三週間掛かるとは思ってなかったな。それは置いといて。
僕が手に入れたライカM2は、標準画角35mmのレンジファインダーカメラだ。
ずっと使ってきているバルナックライカや、伝説的なライカM3の画角は50mm。
M型を買おうと思った時、ちゃんと使い分けができたほうがいいなと思い、
あえて35mmを選びつつ、M4とかも考えたけど、よりクラシックなM2を選んだ。
ちなみにM2は初期と後期で造りが微妙に変わってくるんだけど、
僕のは初期も初期、製造が始まって1、2年目くらいのモデルだ。
修理から返ってきて、巻き上げチェックをしてから早速フィルムを込めた。
下手にアグファとかを使って泣きたくはなかったので、ロモのISO400を。
そしてレンズはコシナ製フォクトレンダー カラースコパー 35mm f2.5。
VoightLander 単焦点広角レンズ COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PII 130715
- 出版社/メーカー: フォクトレンダー
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レンジファインダーと広角レンズは、絞ってパンフォーカスが基本だと思ってる。
薄くてそこそこの解放値、そして新品だからチリクモリを気にしなくていい。
ついでにコーティングも現代のだから逆光性能もよくフードなしでも十分。
シャッターを切った時の音はかなり小さく心地良い。写りには関係ないけどね。
薄い日差しもきちんと捉えてくれてる。フォクトレンダー銘のレンズは初だけど、
やっぱコーティングがしっかりしてるレンズはいいね。
同じコシナでツァイス銘、Tコートのレンズがあるけれど、どんな感じなのだろう?
C Biogon 35mm f2.8はちょっと気になってるけど、それよりNokton 35mm f1.4か。
Mマウント買ったらレンズ悩むだろうなと思ってたけど、案の定。
M2はバルナックから造りが見直されて、最短撮影距離が少し短くなった。70cm。
まぁ50mmで最短1mだからまぁまぁ寄ってるようには撮れてたけどね。
ちなみに70cmは(人によるけど)大体腕を伸ばした時の長さと同じくらい。
テーブルで向かい合った時に写真を撮るには、それくらい寄れればいいのさ。
久々にこういう、レンジファインダーらしい写真が撮った気がするな。
学生の子達が向こうから走ってくるのを見て、F8〜F11くらいに絞って置きピンして、
振り向き様に撮る。踏み出してるタイミングに合わせるのがすげー難しい。
二枚目は結構いい感じに撮れたんじゃないだろうか。
土曜日に東京テレポートで行われた、よなよな超宴2018にも持って行った。
広角だからと絞って、カメラも掲げてノーファインダーで。雰囲気重視。
逆光でも雰囲気よく撮れてる。ケラレちゃうからフードはつけたくないんだ。
この二枚で気づいたけど、高速シャッターでバウンドが起きてるっぽい。
M3やM2でよく起きる現象らしいけど、こういうことか。うーむ。
高速使わなきゃいい話だけど、やっぱり一度中村光学さんに出したほうがいいのかな。
というわけで、人生初のM型ライカはこんな感じ。
思うところはたくさんあるけれど、せっかく迎えることが出来たのだし、
これから使い込んで自分のものにしていきたい。