最後のフィルム世代より

終わりが来る前に、まだ出来る事がある。

129.AFカメラをしばらく使ってみて思うこと

これは今現在のことで、これから先また認識が変わるかもしれない。

でも今の僕がこう思ってるのは間違いないので、残しておくことにする。

 

いかんせんフルマニュアル使っていると、人を待たせることになる。

それがどうにかならないかなーと思ってAFカメラを手に入れた。

 

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使ってみてやっぱり楽だ。断然早い。サクサク撮れる。

T2も前から脅しのように聞かされていた中抜けの解消法もわかればこっちのもので、

こんな感じに小さな葉っぱにもピントを合わせることができた。

 

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もちろん、暗いとこでも簡単に撮れる。ISO400なんてあれば十分だ。

 

ただ、絞り優先AEくらいしか出来ないカメラを触っていると、

「なんかデジカメで撮ってるみたいだなぁ…」と思ってしまうのだ。

 

元を辿れば、僕はフルマニュアルでひとつひとつの値を考えて設定し、

渾身の一枚を撮るっていう行為に惚れてフィルムを好きになったのだし。

そこがないとどうもフィルムカメラを撮っている気にならない。

露出計で測り、フィルムを巻き上げ、シャッタースピードを変え、切る。

ここまでやって僕の中のフィルムカメラなのだ。物足りなさの理由はそれだ。

だからデジカメでいいとか、そもそもの話になってしまっているのだ。

 

CONTAX T2は確かにいいカメラだと思う。これからも勿論使う。

でも僕の中のベストオブカメラは、やっぱりライカである。今のところは。

 

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