最後のフィルム世代より

終わりが来る前に、まだ出来る事がある。

Rollei35S

186.ポケットの中で

気づいたらもう9月が目の前になっている。 アグファのフィルムを入れたローライ35をなかなか撮り切ることができず、 加えてカメラ熱がずいぶん落ち着いてきたせいか、 こんなに間が空いたのは久しぶりな気がする。 そして気づいたら読者登録が100人を超えて…

185.sunny 16 rulers.

「サニー16のルール」というものがあるのを、今更ながら知った。 込めたフィムルのISO分の1でシャッタースピードを設定しておいて、 晴天の時ならF16で適正露出が得られる、というものだ。 あとは日陰・曇り・夕方の時は感覚で絞りや速度を変更したりする。 …

184.empathy, empathy.

最近知った言葉でempathyというのがある。意味は"共感"、"感情移入"。 sympathyという言葉もあるが、どうやらそれとは違った意味を持っているらしく、 前者は他者に同情する・哀れんであげられる力、 後者の方は人の気持ちや経験を理解できる力、だそうだ。 …

183.カメラを使うこと、写真を撮ることの意味について

大層なタイトルだけど、実際そんなことはない。 僕にとってカメラを持って写真を撮る、ということは当たり前のことだ。 「息を吸うように」というのはあまりに大げさすぎるけれど、 例えば電車に乗るために定期を持っていくように、雨だから傘をさすように、…

181.コダックとゾナー

僕の中で"お約束"みたいな組み合わせがある。 それがタイトルのコダックとゾナー。 どういうわけか、コダックのフィルムとツァイスのゾナーは相性が良い。 ライカのエルマーだと「もういいかな」と思っていたフィルムが、 ツァイスのゾナーだと「これすごく…

180.「多分 きっと」で撮る、ローライ。

ゴールデンウィークの最終日、ローライ35Sがドイツからやってきた。 初代高級コンパクトカメラといわれる名機「ローライ35」。 それのさらなる高級仕様版として作られたのがこのカメラ。 レンズはRollei製Sonnar 40mm/f.28。CONTAX T2と同じ名前のレンズだ。…