最後のフィルム世代より

終わりが来る前に、まだ出来る事がある。

014.昨日さえも夢のようです

もう十月も半分が終わった。
このブログも始めてから二週間と一日経った訳だ。
昨日この事を書いておけば良いのにバカだなぁ。

そう、一年があと二ヶ月半で終わってしまうのだ。
昔は一年が経つのが随分と長かった。
しかし時間が速くなったのは、どうやら僕だけではないらしい。


たまに先輩が月日の話をしてくる。
「もう今年終わっちゃうんだよ? どうする?」といってくる。
『いや、あなたもう何年働いているんですか。経験者じゃないんすか』
とツッコミを入れたくなるんだが、やっぱり加速しているらしい。

年上よりも同年代の友人達と話すと、本当にそれを実感する。
ついこないだまで大学の部室で一緒にキムチ鍋を突いていた同期達は、
今や日本の東西南(北はいないかな…)に散ってしまい、
もうおいそれと集まって呑む事も難しくなった。
そしてそういう状態になってからもう半年が経過してしまった事が、
僕には末恐ろしい。こうやって書いていて、改めて認識する。

この半年で僕も随分変わった(と思う)。周りにも色んな変化があった。
一年でこれだけの変化があるのだ。これから十年先は一体どうなるんだろう?
僕にも家族が出来るだろうか、誰かが死ぬだろうか、国がひとつ消えるだろうか。

そういえばこのブログはあと一年もすれば辞めるので、
それも変化のカウントになるだろうか。
365日ブログを書き続けた僕はどうなるだろうか。