216. 平成
気づいたら平成が終わる時までブログを放ったらかしていた。
いよいよ残り数時間となった今、こうして編集画面を開いて書いている。
僕は平成元年生まれだ(正確には二年の一月)。
こうして自分が過ごした時代が終わりを迎えようとしてるのは、不思議な感じ。
終わるなんて想像もしておらず、漠然とまだまだ続くもんかと思ってた。
平成は僕にとって、まるごと人生の前半戦だった。
幼少期の記憶はおぼろげで、沿線で祖父に手を引かれた覚えくらいしかない。
その祖父も平成の中頃にこの世を去った。
小学校はまぁまぁ、中学校と高校は僕の人生の暗黒期だったな。
高校を中退した時はとても不安だった。もうまともな人生は歩めないと思った。
それでも周りは僕を救ってくれて、そして目覚めた絵の道は間違いではなかった。
大学でもまぁいろいろあったけど、出会った友人たちとはつい昨日も会っている。
みんな大人になったんだろうけど、どこか学生のまんまで、それは僕も同じだ。
本当つくづくいい人たちに恵まれたと思う。
そして大学で出会い、長い空白を経て今一緒に暮らしている彼女。
きっと高校を辞めれいなければ出会うこともなかっただろう。人生万事塞翁が馬だ。
残念ながら平成最後の日は一緒にいられないけれどね。令和もよろしくね。
そうそう、令和だけれど、僕はとても良い名前だと思う。お淑やかな響きが良い。
その発表を僕は会社のデスクで、instagramのストーリーで見ていた。
次の年号はどんな形でみることになるんだろう?
今幸い、インターネットでそこそこの会社で働けているけれど、
次の年号の頃にはインターネットは新しい形を手にしているんだろうな。
そしてその頃に僕は一体どこで何をしているんだろう? まだ写真は撮ってるかな。
令和では5/26から一週間、#filmisnotdeadに参加することが決まってる。二年連続だ。
しかし作品群のタイトルがまとまらず、まだ画像ができていない。
こないだ出したZINEのおかげで、自分の写真がどういうものなのか理解できた。
それを全面的に出したものが出せればと思う。日が近づいたらまたお知らせします。
それじゃ、さようなら平成。いい時代だったよ。