119.ライカが戻ってきた
年末〜年始に掛けて、撮った写真に光線漏れが起きるようになってしまった、
僕のバルナックライカ Ⅲc。さすがにこのまま使えないのは耐え切れないので、
馴染みの修理業の人にお願いをしてみた。自分で分解するのはちょっと怖いし。
最初はシャッター幕の不調かなぁーと思っていたんだけども、
お渡しした翌日、その人から一枚の写真を添付されたメールが送られてきた。
修理業者の人から連絡をいただいて、なんとファインダーの裏側のビスが一つ無くなっていたとのこと。例の現象はこいつが原因なのだろうか。とりあえずシャッター幕はそのままに、ここだけ直して試写をお願いしてみる pic.twitter.com/pf2GFsDUvx
— オツヒト (@_otuhito) 2016, 1月 13
なんと、ファインダー裏のビスがひとつなくなっていたのだ。
開けたことは一度もないので、多分買った当初からずっと無かったんだろう。
ここに特定の角度から日光が差し込んで、光線漏れを起こしていたのだ。
結果こんな感じなる。ファインダーの位置と、光線漏れの位置はドンピシャだ。
なのでシャッター幕は裏側が劣化し始めていたのはそのままに、
この部分のビスを止めてもらうことにした。
それから週明け、修理が施されたライカが届いた。
早速エルマーを付け、業務用フィルムを込めて試し撮りをしてみる。
上がってきた写真を見てホッとした。ちょっと条件が異なるかなーと思ったけど、
反射光を取り込んだ写真でも起きなかったので、おそらく大丈夫だろう。
それよりも、エルマーの描写に改めて驚いた。特にコントラストと発色が良い。
業務用フィルムでこれだけしっかりとした絵が出てくるんだから、
ちゃんとしたカラーネガでしっかりと撮りたい欲が出てきた。
さて、今年はいったい何をライカで撮りに行こうかな。
最後に、東京の学芸大学駅の写真店「monogram」に写真を展示しています。
東京・学芸大学「monogram - モノグラム」|写真店・ギャラリー・雑貨販売・Web企画&デザイン
期間は明日までなんですが、お昼あたりには僕も在廊するつもりです。
お時間あれば是非に。